東日本大震災ボランティア報告①石巻から

大阪市教は、全教の呼び掛けに応えて5月3日から6日まで、書記長を初め6名の方を派遣しました。

 一日目の報告が入りましたのでお知らせします。知り合いのみなさんにお知らせください。

5月3日石巻から

 本日、松島の宿舎を朝8時に出発、石巻に。

 男性十五人で水産加工会社の倉庫の後片付けをしました。魚の腐敗臭との闘いでした。津波発生から今まで手付かずで、私達が初めてのボランティアだったようです。大変な作業でしたが、会社の若い専務が、別れる時、深々と礼をされているのを見て、こみあげて来るものがありました。

 加工会社の周辺は津波でトラックがひっくり返ったり、建物が破壊されたりして大変厳しい状況です。

 宿舎に帰る途中、石巻全体が見渡すことができる、日和山公園に寄りました。街が津波によって全てなくなっている姿をまのあたりにして、言葉が出ません。たくさんの人々がそこで亡くなられたことを思うと目頭が熱くなりました。

 明日は、閉鎖する避難所の後片付けに行きます。石巻から帰りのバスより。

東日本大震災被災者救援ボランティア募集!5月連休に宮城県へ

 全日本教職員組合(全教)は、大震災直後から関係教組・団体と連絡を取り被害の実態把握と政府への申し入れ等をとりくんできました。すでに全労連等と連携して救援物資の送付やボランティアの派遣を行っています。

 5月連休を迎え、「現地に駆けつけたい」との声もあり、下記の要項で宮城県を中心にボランティアを派遣することになりました。

 大阪市教でもこれに応え書記長を団長にボランティアを派遣します。希望される方は緊急ですが、第1次集約は、4月21日木曜日までに大阪市教までfaxかメールで申し込んでください。

1.期間    5月3日(祝)~8日(日)(この期間の最低3日間)
2.活動地域  宮城県塩釜市、多賀城市
3.活動内容  子どもや学校に関わる内容となるよう現地と調整中ですが、被災家屋の片づけ、救援物資の整理・配布、要望聞き取り、焚き出し等
4.宿泊    旅館や民宿を一定の条件で確保に努力中
5.食事    コンビニ、スーパー、飲食店は営業中なので各自で確保
6.持ち物は参加者に別途連絡します。
7.現地への移動手段は、宮城県仙台市からは全教が確保予定、仙台市までは大教組か大阪市教で移動予定
8.災害保険は全教負担
9.交通費、宿泊費、食費等については、大阪市教で負担を検討中(ボランティア派遣募金も検討中)
10.  参加資格は、組合員限定ではありません。

申し込みはfax06-6910-7990

学校園名、名前、住所、℡番号(携帯番号やメールアドレス)も明記してください。

各職場からの救援募金は、100万円を超え、全教に順次送金しています。

また4月19日には、地下鉄九条駅で、5時45分から6時15分まで港支部が、救援募金活動を実施します。お近くの方はご協力ください。

大阪市教育委員会に東北関東大震災に関する緊急の申し入れ

大阪市教育委員会                        2011年3月22日

委員長 佐藤 友美子 様

大阪市学校園教職員組合
執行委員長 中路龍太郎

東北関東大震災に関する緊急の申し入れ

 3月11日に発生した巨大地震、巨大津波によって、 8,805人の尊い命が失われ、1万8,335人が安否不明となり、31万人が避難をしており(3月22日新聞報道)、戦後最悪の災害となっています。一方、東京電力福島第一原子力発電所の事故は極めて深刻な状態を続けています。

 被災地では、多くの住民、子どもたち、教職員にも大きな被害があるとともに、被災者の避難場所となっている学校において、当該学校教職員をはじめとする懸命な活動が続けられています。子どもたちも大人といっしょに避難所の生活を支える活動に参加し、子どもどうし励ましあって生活をしています。

 今回の震災による被害は戦後未曾有のものであり、被災者救援、復興のためには全国民的な努力が求められます。大阪市としての災害派遣医療チーム・保健師や消防隊の派遣、毛布・飲料水・食糧・日用品などの物資の提供をなど、迅速な取り組みに敬意を表します。引き続き、被災者救援と復興のために奮闘されることを願っています。大阪市学校園教職員組合も、今できることとして、14日から街頭での救援募金活動、職場での救援募金活動を開始しました。引き続き、全力をあげて取り組む予定です。

 大阪市学校園教職員組合は、被災地域や東北・関東地方からの児童・生徒の転入が始まっているなかで、大阪市教育委員会に以下の緊急の申し入れを行います。貴教育委員会として真摯にご検討いただき、具体化されますようよろしくお願いします。

1.被害を受けた子どもたち、教職員への支援・援助のとりくみを充実させるために、大阪市教育委員会として、職員の派遣などを検討し実施すること。

2.被災児童・生徒の大阪市学校園への受け入れにあたり、手続きを簡素化するとともに、子どもの状況に対応した教育活動を支える教職員配置を行うこと。子どもたちの心のケアに必要なカウンセラーなど専門職員を措置すること。

3.被災児童・生徒の受け入れにあたり、緊急措置として、就学援助を認定し、学習活動に支障がでないよう、必要な学用品等を支給すること。

4.教職員が支援活動に参加する場合、ボランティア休暇を復活すること。被災地支援ボランティアに対して、職務専念義務免除を行うこと。

5.学校園の耐震対策を再検討し、より安全な校舎にすること。

6.大阪市の津波対策を今回と同様レベルで再検討するよう関係機関に働きかけるとともに、学校園の津波対策を至急検討すること。

7.放射線被曝についての基本的な資料を全校園に提供するよう関係機関に働きかけること。

以上

大震災の現状と日本の復興を進める政治とは

 大阪市教本部執行委員会は、大震災の発生で、住民の安全を守る政治、今後の復興の展望が、問われていることから、3月25日6時30分から予定していた「地方選挙マニフェスト学習会」を「大震災の現状と日本の復興を進める政治とは」とテーマを広げて、学習・交流会とします。みなさんの参加を呼び掛けます。

 なお、これに先立ち、午後5時45分から森ノ宮駅頭で大震災救援募金活動をします。こちらにも、参加よろしくお願いします。

3月22日大震災救援活動報告

 3月22日午後6時から森ノ宮駅で大震災救援募金活動を実施しました。幼稚園部から3名参加して下さいました。
 ハンドマイクの電池が切れたため、近くのコンビニで尋ねたが、売り切れ。
 9名の参加者は、それぞれが地声で訴えました。
 今日は短時間の30分でしたが、13401円の募金が寄せられました。

 また、今朝市教委に「転入生受け入れの手続きの簡素化や就学援助の早期認定、ボランティア休暇の復活等々」の申し入れをしました。

東日本・関東大震災の救援募金活動をJR森ノ宮駅頭で

大阪市教本部執行委員会は、東日本・関東大震災の救援募金活動を、
JR森ノ宮駅頭で
3月22日火曜日午後6時から6時30分、
3月25日金曜日午後5時45分から6時30分、
3月28日月曜日午後5時45分から6時30分で行います。
皆さんの参加を呼び掛けます。

3月15日の報告
大阪市教本部執行委員会は、3月15日森ノ宮駅で大震災の救援募金の呼び掛けを約1時間行いました。

  「57万人以上の避難している子ども、大人に不足する食料、毛布、薬などを送るため今できることを」原発の大規模事故の報道から、「政府は真相を国民に明らかにせよ」などと副委員長が訴えました。
たち止まって聞き入る人や通り過ぎてから引き返して募金する人、「少ないですが、」と言いながら3千円をいれてくれた青年、地下鉄の駅員さんが上まで上がって来ていれてくれるなど、1時間弱でしたが、25891円の募金が寄せられました。

 年度末の超多忙な時期ですが、被災地の窮状に思いを馳せ、仕事も短時間に切り上げて、救援活動に立上がりましょう。

職場にも、募金袋を届けていますので、職員に呼び掛けて下さい。
みなさんの回りの動きや取り組みを教えて下さい。

東日本・関東大震災の救援募金活動を

大阪市教本部執行委員会は、今回の地震と津波の被害にあわれた方に心からお見舞い申し上げます。報道で大変な状況にあっている子どもたちの姿を見ると居ても立ってもおれません。

救援の活動はこれからも長期戦になることが予想されますが、さしあたり今出来ることからしたいと考え、緊急ですが、明日3月15日午後6時から森ノ宮駅で東日本・関東大震災の救援募金活動を行います。これを見られた方は明日ぜひご参加下さい。各支部で、青年の皆さんにも、メールなどで呼び掛けて下さい。

大阪市教本部執行委員会は、緊急でしたが、3月14日午後6時から上本町で東日本・関東大震災の救援募金活動を行いました。
マイクと口頭でのみの訴えでしたが、次々と募金に応じていただきました。

支部・分会でも救援活動に立上がりましょう。
職場には、募金袋を送りました。

第22回定期大会 執行委員長あいさつ

大阪市学校園教職員組合 第22回定期大会 執行委員長あいさつ

2010年5月22日
大阪市学校園教職員組合執行委員長 中路龍太郎

 本日は、休日にも関わりませず大阪市学校園教職員組合 第22回定期大会にご参加していただきありがとうございます。

 憲法と教育の条理に基づく民主的な学校づくりをすすめるため、奮闘されている代議員のみなさん、支部役員、専門部役員、傍聴者のみなさんに心から敬意を表します。

 また、大変お忙しい中、大会にご臨席賜りました来賓ならびに諸先輩の皆様に心から感謝申し上げます。

 まず、うれしい報告です。今年も4月1日から新採用者の組合加入があり、昨日現在( )名で、青年の加入も昨年度を上回っています。

 この状況は、昨年度のみなさんの奮闘が基礎になっていると思います。

振り返ってみると、大阪市の市費学校事務職員全廃計画の強行については、撤回を求める職場からの闘い、 “第22回定期大会 執行委員長あいさつ” の続きを読む

働く者の権利を守る組合 大阪市教を強く大きく

働く者の権利を守る組合 大阪市教を強く大きく

2010.4.1.
執行委員長 中路龍太郎

 新年度を迎え、どこの学校園でも「今年もがんばりたい。」との子ども達の意気込みが満ちあふれていることでしょう。
新採用や転勤の教職員の皆さんも気待ちを新たにされていることでしょう。

 昨年度は、市費学校事務職員全廃計画や母性保護・子育て支援に逆行する特別休暇廃止提案を、職場からの闘いで一定部分を押し戻し、教職員組合、たたかう大阪市教の果たす役割が明らかになりました。組合員も増えました。

 年度末には市教委による「日の丸・君が代」の新たな押し付けがあり、職場では、改めて「教え子を再び戦場に送るな」の教職員組合運動の原点が確認されました。

 4月から大阪市では、学校財務会計システムやICカードによる出退勤管理が本格実施されます。

 教職員の長時間過密労働を白日の下にさらすでしょう。これを機会に定数を増やさせて、教職員が、いきいきと働ける職場をつくりましょう。

 働く者の権利を守るのは組合です。みんなで仲間を増やし大阪市教を強く大きくしましょう。