港支部の呼びかけによる教育講座②「すぐに実践できる歌唱指導のコツ」が1月20日に開催されました。
「学習発表会前だったので是非参加したかった」方から「音楽専科をしているけど、合唱指導はどうしたら良いか分からず、不安だった」方まで20名の参加者が時間の経つのも忘れて「旅立ちの日」を中心に歌唱指導のコツを楽しみました。
初めに、講師の自己紹介の後、「常時活動から始めよう」とリズム遊びでスタートしました。まねっこリズム遊びや追いかけっこまねっこリズム遊びなど、指導者の動作とリズムに合わせてやっているうちに心と体がほぐれてきました。
その後に「旅立ちの日に」の一回目を歌いました。「マスクだし、久しぶりだし中々声は出ないな」と思っていたら、◎目に星(黒目キラキラ、目線上げる ◎口を縦に大きく(スーパーボール)など子どもたちに発声させる4つの視点を教えてくださいました。確かに歌うときに目線を上げるだけで声が出るのを実感しました。
また、卒業式や発表会など、「ここぞ」というときの歌唱のポイントは、「①出だしに集中②息つぎを合わせる③のばす音の拍数を合わせる ④『か行、さ行、は行、ま行』の発声を意識する」の4つを子どもたちに定着させることが大切で、特に卒業式では「『必死で歌いや』と強調します」とおっしゃったのが印象的でした。
参加者からは、
「歌唱指導については全く無知だったので、初めて知ることが多く勉強になりました」
「常時活動や発声の仕方など、具体的な方法を教えていただいて、大変参考になりました」
「発声するときのわかりやすい例えを知ることができてよかったです」
「学習発表会前でしたので、子どもたちにも返していこうと思います。音楽の指導の内容の幅が広がりました」
「『楽しかった!気持ちよかった!』この気持ちを子どもたちに伝えることが今日の学びです」
「出だしを合わすと言うのは実践していこうと思いました」
「息継ぎにも注意して(意識して)歌うと言うことも早速やっていこうと思います」
「合唱指導のコツをたくさん知ることができました」などの感想があり、次回にしてほしい講座希望には音楽、図工、体育、特別支援などがありました。