2013年度 栄養教職員部度運動方針

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大阪市学校園教職員組合(大阪市教)栄養教職員部は8月24日、定期総会を行い、次のような運動方針を承認しました。

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2013年度運動方針

1.学校給食の改善を

(1) 学校給食の自校直営方式を堅持し、調理業務の民間委託化等の合理化に反対するとりくみをすすめます。
(2) 給食調理室の施設設備の改善、ランチルームの設置を要求します。
(3) 献立内容に応じた食器の改善にとりくみます。食教育の観点から、丼わん・フォークの導入を要求します。
(4) 統一献立を廃止し、豊かで安全な献立内容にむけたとりくみをすすめます。
(5) 給食食材の一括購入方式を見直すよう要求します。
(6) 米飯給食は、国産米を使用した自校炊飯方式で実施するよう要求します。
(7) 学校給食費無償化にむけたとりくみをすすめるとともに、米・小麦粉・牛乳への補助金等の保護者負担を軽減する措置を要求します。
(8) 特別支援学校の給食は、障害の実態に応じた独自献立で実施するよう、市障教とともに要求します。
(9) 食物アレルギー疾患やえん下・そしゃくが困難な子どもに対する個別対応給食の充実を要求します。
(10) 中学校給食の実施にむけた条件整備を要求します。
(11) 保護者、市民、関係諸団体とともに、学校給食の充実および改善にむけたとりくみをすすめます。

2.義務教育費国庫負担制度の堅持を

(1) 大阪市や府に対する要請行動にとりくみます。
(2) 全教、大教組、大阪市教のとりくみに積極的に参加します。

3.定員増を

(1) 学校栄養職員・栄養教諭の一校一名配置にむけた定数措置を要
求します。
(2) 第8次教職員定数改善計画が早期に策定されるよう、全教、大教組とともにとりくみます。

4.食教育の充実を

(1) 食に関する指導を充実させ、望ましい食生活の実践につながる食教育をすすめます。
(2) 栄養教諭制度について、必要な条件整備を要求します。

5.労働条件、賃金の改善を

(1) 育児休業制度の改善にとりくみます。特に有給保障の充実について強く要求します。
(2) 産休および介休の代替者を完全に配置するよう要求します。特に母性保護を含めた病休の代替者を配置するよう要求します。
(3) 希望と合意による人事異動を行うよう要求します。
(4) 研修職免の制度化を要求します。
(5) 新任および経験者研修の内容や日程について改善を要求します。
(6) 「教員免許更新制」に反対します。
(7) 献立の試作や食教育の準備ができる「栄養管理室」の設置を要求します。
(8) 特別非常勤制度をはじめとする兼務兼職発令に反対します。
(9) 再任用制度の勤務条件の改善を要求します。
(10) 休憩時間が取得できるよう条件整備を要求します。
(11) 初任給の引き上げを要求します。
(12) 賃金に反映される「評価・育成システム」の撤回を要求します。
(13) 全教、大教組、府労組連のとりくみに積極的に参加します。

6.安全な食糧を

(1) 学校給食で安全な国産の農畜産物を使用できるよう、農畜産物の輸入自由化に反対し、WTO協定の改正やセーフガードの発動を求めるとりくみをすすめます。
(2) 放射性物質・残留農薬・食品添加物・BSEの安全基準を緩和させないよう検査体制を強化させるとともに、遺伝子組み換え食品の全面表示化や安全性を求めるとりくみをすすめます。
(3) ポリカーボネート製食器具の安全性を求めるとりくみをすすめます。
(4) 生産者、消費者、関係諸団体とともに、日本の食料自給率向上と農業を守るとりくみをすすめます。
(5) 関税を撤廃しサービス等の自由化を押しすすめる、TPP(環太平洋戦略的連携協定)に反対します。

7.組織強化のために

(1) 未組織の学校栄養職員・栄養教諭に、組合加入をよびかけます。
(2) 専門部の活動を充実させるため、教研・学習会・交流会等にとりくみます。
(3) ニュースの発行やホームページの充実に努めます。
(4) 全教、大教組、大阪市教の開催する行事に積極的に参加します。

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