府労組連は本日、橋下知事に対して25項目の府労組連夏季要求書を提出しました。
提出にあたり府労組連の辻委員長は、「教育に穴があく」問題、若い職員・教職員のなかに広がる将来不安の2つの問題を指摘。「学校現場で、非正規を多用した結果、代替講師不足を招き、教職員の病休、産休などの当然の権利が脅かされている」、「母性や保育の制度改悪、異常な超過勤務のなかで、『学校や大阪府で働き続けられるだろうか』という声が広がっている」と述べました。
府労組連の要求に対し、橋下知事は「総務部において鋭意検討」としたうえで、回答を示したいと述べました。
当面の日程
府労組連団体交渉 6月14日(月)16時
第一次決起集会 6月14日(月)18時45分 府庁正面玄関横駐車場
府労組連団体交渉 6月21日(月)13時30分
府労組連決起集会 6月21日(月)16時30 分 教育塔前
【今夏季闘争での中心的要求と説明要旨】
給与カット中止、夏季手当のカットなしの支給
府職員・教職員の生活状況は、通算12年間に及ぶ給与抑制、一時金の削減と08年からの平均13%の人件費削減、09年度一時金0.35カ月削減などによって、大変厳しくなっており、将来の不安が深刻だ。3年間の給与カットは1283億円、一時金カットで約240億円、合わせると1500億円を超える人件費削減を職員に強要しており、士気や勤務意欲が大きく低下している。また、府職員の給与抑が、府準拠の労働者、民間労働者の賃金抑制につながり、大阪経済の落ち込みの要因にもなっている。
※その他、保育子育て支援にかかわる特別休暇、15分の時短実現、臨時講師の待遇改善等など要求しています。詳しくは府労組連ニュースをご覧下さい。