東京大学の佐藤学氏や小森陽一氏が、記者会見し「大阪府教育基本条例案」に反対するアピールの全文と賛同者を発表しました。アピールでは教育基本条例案は、「学校教育を知事および議会の直接的な支配下におこうとすることに強い危惧を覚えます。」「知事の目標に服さない教育委員の罷免、教職員への厳しい処罰など教育への権力統制の体系が盛り込まれています。」「知事の決定に異議を唱える者を排除していくことは、教育の力を萎えさせ、子どもたちから伸びやかな成長を奪う」と指摘しています。
賛同者には、俳優の杉良太郎さんや竹下景子さん、作家のあさのあつこさんや浅田次郎さんなど58名の幅広いかたがたが名前を連ねています。
また11月11日には、キリスト教団体のバプテスト連盟が教育意本条例案撤回を求める声明を発表しました。
市内の各学校でも、若者も年配者も管理職も「教育基本条例案は、許せない。」との声がどんどん広がっています。しかし、市民の中には、「競争は必要。」などの誤解もまだ残っています。
大阪市教協は、「教育基本条例案の危険性をもっと多くの市民に知らせよう」と、JR森之宮駅で、11月21日月曜日、22日火曜日、24日木曜日、25日金曜日の平日4日間いずれも6時15分~45分の時間帯で宣伝活動をします。
「大阪市の教育を守りたい、そのために何かしたい。」と考えている皆さんの参加を呼びかけます。