東日本大震災、福島原発事故から2年。3月8には「原発ゼロへ フクシマとつながり未来をつくる」をスローガンに国際女性デー大阪集会が開かれ920人がかけつけました。9日には「さようなら原発大集会」が東京・明治公園で開かれ1万5000人が脱原発・再稼働反対を訴えました。朝日新聞10日付国際面は、「市民10万人デモ 台湾」「追悼と非核集会 韓国」「事故想定し訓練 ドイツ」「世界各地で反原発活動」を報じました。
本日3月10日、大阪では「さよなら原発3.10関西2万人行動」が中之島公園一帯で行われます。集会の詳細は「関西2万人行動のチラシ」(画像PDF)参照。
◇関西2万人行動のチラシ(画像PDF)
水上ステージでは10時30分から音楽 さよなら原発フェスが始まりました。ステージの音響のための電気は自転車による自家発電。参加者がペダルを踏んでいました。
13時10分からは「ちびっこ広場」となり、バイバイ原発レンジャーが登場しました。コント「スイシンレンジャー」(原発を推進する企業、マスメディア批判のコント)に笑いが広がりました。
13時45分から剣先公園エリアの集会が始まりました。
各団体の3分間アピールに続き、kayoさんの歌、福島から武藤類子さんの訴えがありました。
武藤さんは、原発事故は決して収束していないこと、放射能の危険を隠そうとする動きが広がっていることを指摘し、「冷静さと明晰さを持つ怒りを持たなければならない」と訴えました。
集会後参加者は、「関電コース」「御堂筋コース」「西梅田コース」に分かれデモ行進し、市民に「大飯原発すぐやめろ」「すべての原発を廃炉に」を呼びかけました。集会途中から激しい雨、風にも負けず、行動は大きく成功しました。
行動参加者からメールが届きました。
○集会に向かう足がめげそうになりそうな、冷たい雨と風のなか、(福島は、もっと冷たいはず!)と、連帯のきもちが、自分の背中を押してくれました。青年の明るい顔や、支部の仲間の手作りのプラカードが、集会を盛り上げ、さまざまな団体や個人の、原発いらんの声が、地響きのような塊になって広がっていました。まだまだ長い闘いは続きます。風雨は心底冷たかったけど、熱いエネルギーが、こみ上げる集会参加になりました。
○冷たい雨の中での集会&デモでしたが、多勢の仲間と行動して胸がアツくなりました。利権目的の推進派、絶対に思いどおりにはさせない!原発反対の声をあげ続け続けなければと思いました。
○集会、パレードに参加しました。2年が経って原発の問題がよくわかってきた今参加できてよかったです。前にも後ろにもたくさんの人がいました。みんなそれぞれ仕事や環境が違うけど、「原発いらない」って同じ想いで声を上げているんだなってことに、すごく元気が出ました。寒かったので大きな声で言うのも気持ちがよかったです。原発事故と震災を風化させず、原発から自然エネルギーに変えるようにしていくために動き続けるしかないな。と感じました。
○今日の原発ゼロ関西2万人行動の集会は激しい雨の中、剣先公園でありました。雨を避けて高速道路の高架下ですし詰め状態でありました。「原発ゼロ」の一点で集まったので、普段の集会ではお会いしない、組合の方や市民団体の方も多数参加され、デモ行進の列も「どこまでも続くやら」って感じの長さでした。デモ行進は北新地の北側を通って桜橋までだったので、沿道の人はもちろん、回りのビルの上の方の階からも注目され、「原発反対、子どもたちを被曝させるな!」ってアピールしました。