平和のつどい2023in北大阪(3月11日)

平和のつどい2023in北大阪

平和のつどい2023in北大阪
日時:2023年3月11日(土)13:30開場、14:00開演

場所:淀川区民センター 4階音楽室(阪急 十三駅 徒歩8分)
参加費:無料
講 師:本庄 豊さん
    立命館大学講師  京都橘大学講師  歴史教育者協議会副委員長
    宇治城陽久御山地区労働組合評議会顧問
    専門は近現代日本社会運動史
    著書 『シリーズ戦争孤児』全5巻(汐文社) 『いじめる子』(文理閣)
       『なつよ、明日を切り拓け』(群青社) など多数。
演題 『戦争の最大の被害者は子どもたちである』

主催 大阪市学校園教職員組合北大阪支部

大阪市の中学校歴史・公民教科書採択の結果について(市民の会見解)

大阪市の中学校歴史・公民教科書採択の結果について

2020年8月25日
戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会

PDFアイコン大阪市の中学校歴史・公民教科書採択の結果について

 大阪市教育委員会は8月25日、来年度から使用する中学校歴史・公民教科書について、前回2015年橋下市政のもとでの決定を転換し、育鵬社版歴史・公民教科書を不採択としました。

 戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会(教科書大阪市民の会)は、「学問的成果を踏まえず、子どもの発達段階を無視し、戦争を美化する特異な歴史観・政治的主張を子どもたちに押し付ける育鵬社版・自由社版教科書」が採択されなかったこと、「子どもたちにわたさない」との市民の願いが実現したことについて心から歓迎いたします。

 市民の声、教科書大阪市民の会等の要望を真摯に受け止め、検討された大阪市教育委員会の見識に改めて敬意を表します。

 前回2015年の育鵬社版教科書採択の際、教科書大阪市民の会は、戦争を美化し、憲法改悪をめざす教科書の採択に強く抗議しました。そして、「私たちは、育鵬社の教科書の内容を広く市民に知らせ、このような危険な教科書を子どもたちにわたしてはならないとの合意を広げ、保護者・市民と共同して、子どもと教育を守る取り組みを引き続きすすめる」、「次回の教科書改定には必ずこの決定を撤回させる」ことを表明しました。

 以降、5年間にわたって教科書大阪市民の会は、継続的に「育鵬社版教科書を読む会」を開催し、育鵬社版歴史・公民教科書を詳細に検討してきました。その結果を「ファクトチェック(歴史・公民)100」としてまとめ、育鵬社版教科書が、学問の成果に基づかず、いかに間違いが多いか、また、子どもの学習・理解を妨げるものであるかを具体的に指摘して、そもそも文部科学省が検定合格にしてはならない教科書であることを、広く市民に明らかにしてきました。そのため学習会、集会を開催してきました。この間、大阪市議会での教科書問題での陳情採択等の経過も踏まえながら、育鵬社版教科書を許さない取り組み交流会を開催し、大阪府下各地の取り組みとも連帯してきました。

 また、「サンフランシスコ市との姉妹都市解消」問題(2018年)、「あいちトリエンナーレ2019『表現の不自由展』中止問題(2019年)や憲法改悪をあおる吉村知事、松井市長の役割について、市民団体とともにその問題点を明らかにしてきました。

 これらの取り組みの上に、2020年5月29日大阪市教育委員会教育長に「中学校の歴史・公民教科書の採択にあたっての要望書」を提出し、以下の点を要求し、7月30日に交渉(懇談)を行いました。

中学校の歴史・公民教科書の採択にあたっての要望書

―学問的成果を踏まえず、子どもの発達段階を無視し、戦争を美化する特異な歴史観・政治的主張を子どもたちに押し付ける育鵬社版・自由社版教科書を採択せず、普通の教科書会社が発行する教科書を採択されるように要望します―

① 国民主権、平和主義、基本的人権の尊重を原則とする日本国憲法の精神に反する育鵬社版、自由社版の教科書は絶対に採択しないで下さい。

② 本市の学校には在日外国人の子どもたちも多数在籍しています。諸外国との友好・連帯を何よりも大切にし、まかり間違っても、排外主義や嫌中、嫌韓感情を助長する教科書は採択しないように強く求めます。

③ 教室で実際の教育活動にあたる教師の意見に耳を傾けてください。

④ 教科書閲覧などを通じて、市民の声に真摯に耳を傾けてください。

⑤ 新型コロナ問題の先が見通せないなか、教職員や保護者や市民が教科書の検討を可能とする十分な閲覧会場と日程を保証してください。

⑥ 教育行政にあたる皆さんが、如何なる政治的圧力にも屈することなく、日本国憲法の精神と、良心のみに従って、教科書選定作業を行われるよう強く要請いたします。

 教科書大阪市民の会は、引き続き教科書の問題をはじめ、戦争美化、改憲誘導の教育の問題点を市民に明らかにしていきます。今後も、教育の場において子どもたちに「最善の利益」をもたらすように市民の立場から発信し行動していきます。

           戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会
                   代表委員 野竹 好孝・岩下美佐子
                                                                                                           

戦争美化、改憲誘導の教科書を子どもたちにわたさない!-交流のつどい-

PDFアイコン戦争美化、改憲誘導の教科書を子どもたちにわたさない!-交流のつどい-

戦争美化、改憲誘導の教科書を子どもたちにわたさない!
育鵬社版教科書を再び採択させないために
市民の意見を市教委に届けよう -交流のつどい-

 来年度使用する中学校教科書が8月下旬の教育委育会会議で採択されます。現在大阪市で使用されている育鵬社版歴史・公民教科書は、戦争美化、改憲誘導の〝アベ(安倍)すぎる〟教科書です。
いま展示されている育鵬社版教科書も、内容は変わっていません。
 各区の展示会で閲覧し、意見を提出しましょう。
 取り組みを交流し、採択の日まで、市民の声を市教委に届けましょう。

日時 7月19日(日)14時~      (育鵬社版公民教科書)
会場:アネックスパル法円坂(JR環状線・森ノ宮、地下鉄谷町四丁目)
主催:戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会(連絡先 大阪市教06-6910-8700)

「慰安婦」問題はデマとの松井市長発言を批判する

大阪市をよくする会は9月2日、以下の声明を発表しました。

歴史を偽る「『慰安婦』問題は完全なデマ」発言、「慰安婦像は行政が主催する展示会で展示するべきものではない」との憲法違反の「検閲」正当化を許すな!

松井大阪市長に抗議し、謝罪を求める声明

よくする会声明(画像PDF)

「神武天皇から126代目の天皇即位」の祝意を子どもに押しつける校長講話を批判する

 

「戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会」の校長講話批判を紹介します。

 この文章のダウンロードはこちら(PDF)
=========================

「神武天皇から126代目の天皇即位」の祝意を子どもに押しつける校長講話を批判する

2019年7月16日
戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会
 共同代表 岩下美佐子

1.大阪市立泉尾北小学校は5月8日、「天皇陛下が替わられた」『元号が「令和」に替わった』記念の全校朝礼を行いました。(泉尾北小学校ホームページ校長日記より)

 小田村直昌校長は全校朝礼の様子を次のようにホームページに記載しています。

 「私からは天皇陛下にお代わりになった話と126代目であること、元号も日本古来から続いているお話をしました。」「次にシンガーソングライターの『山口采希』さんに色々な歌を披露して頂きました。とてもいいお話をして下さいました。…・神武天皇と仁徳天皇の『かまどの煙』のお話と歌…とても素晴らしいゲストでした!」

 また、山口采希氏はブログで、「唱歌『神武天皇』・唱歌『仁徳天皇』のお話と歌を歌わせて頂きました(〃ω〃)唱歌『仁徳天皇』は初めて歌った曲ですが、歌う前に『民のかまど』のお話をしたんですが、改めて国民と天皇の絆の深さを感じるお話に私も話しながら胸が熱くなりました。」と述べています。

2.大阪市教育委員会の聞き取りに小田村校長は「文部科学省の通知にのっとって実施した」と説明したと毎日新聞が報じましたが、校長の「朝礼の話」は文部科学省通知を逸脱しています。

 文部科学省「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に際しての学校における児童生徒への指導について(通知)」は、「御即位に際し、本休日法の趣旨を踏まえ、国民こぞって祝意を表する意義について、児童生徒に理解させるようにすることが適当と思われますので、あわせてよろしく御配慮願います。」としています。

 言うまでもなく、現憲法に基づく天皇制であり、「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」(平成30年法律第99号)に基づく祝意です。

 校長が児童に「126代目である」と話したことは重大です。神武天皇から数えて126代目であることを子どもたちに押しつけています。神武天皇は「日本書紀・古事記で初代の天皇とされる伝説上の人物」(『岩波 日本史辞典』)です。
1940年に行われた紀元2600年式典は、1940年が神武天皇即位から2600年目に当たるとされ、11月10日に政府主催の記念式典が宮城前広場で開催されました。この日から14日まで全国で奉祝会などの祝賀行事が行われ、天皇への忠誠と国威発揚・戦争完遂の決意があらためて強調されました。なお、神武天皇の即位は、紀元前660年元日としています。

 大日本帝国憲法下の天皇制、神話の「天皇」の区別もなく、「126代」と児童に教えることは、歴史の偽造と言わざるを得ません。

 大阪市教育委員会は、「神話など不確かな内容を取り扱う際は、児童が多角的に考えられるよう考慮すべきだ」と校長に伝えたと朝日新聞が報じていますが、市教委の指摘は不十分です。

3.神武天皇に関わっては、大阪市立中学校では、育鵬社の歴史教科書が使用されていますが、その51ページには「こうしてカムヤマトイワレヒコノミコトは畝傍山のふもとの橿原で即位し、初代神武天皇となるという物語です。なお、2月11日の『建国記念の日』は、神武天皇が即位したとされる日を記念したものです。」と記述しています。

 「国民の祝日に関する法律」は、建国記念の日を「建国をしのび、国を愛する心を養う。」とし、日付は他の祝日とは違い、「政令で定める日」となっています。「神武天皇が即位した日」とすることは許されないからです。育鵬社教科書は事実でないことを書いています。神武天皇の即位(紀元前660年)そのものが虚構であり、戦前の「紀元節」復活論者は2月11日としたかったわけですが、法律に記すことが出来なかったのです。私たち「市民の会」は育鵬社教科書を批判してきましたが、その問題点を改めて指摘します。

4.全校朝礼では、「行くぞ!日の丸!」が歌われました。

 「うつむいた日は過ぎた 時が来た まっしぐら 行くぞ!行くぞ!日の丸が行くぞ! ああ勇ましく 日の丸が行くぞ」。

 同校に2人の子を通わせる母親は、「子どもたちが家で、〝行くぞ行くぞ日の丸が行くぞ〟と歌っているのを聞いて、びっくりしました。覚えやすい歌ですぐに覚えたようで。『戦争の歌?』と聞くと、オリンピックの応援歌と聞いたそうです。でもまるで戦前に戻ったみたいな歌詞で、怖いなあと思いました」、「私は国旗や国歌には抵抗ありません。だけど、今回のように戦時中かと思うようなものを、子どもたちに教えるのはやめてほしい」と話したと大阪民主新報7月14日付が報じました。

5.ジャーナリストの青木理さんは、「政治的中立が求められる教育の現場で、しかも全校児童が参加せざるを得ない朝礼で、神武天皇など事実に基づかない神話を基に特定の価値観を押し付けていると言える。信教や思想信条の尊重といった観点から憲法違反だし、教育の原則にも反する。外国籍の子どもらへの配慮も全くない。一部の右翼にみられる戦後民主主義に対する肥大化した憎悪が、稚拙かつ乱暴な方法で教育現場に表れているのだろう。校長は趣旨をきちんと説明すべきだ。」と指摘しています(大阪日日新聞7月4日付)。

6.戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会は、戦争を美化し、憲法改悪をめざす育鵬社の中学校歴史・公民教科書の内容を広く市民に知らせ、こんな危険な教科書を子どもたちにわたしてはならないとの合意を広げ、保護者・市民と共同して、子どもと教育を守る取り組みを進めて来ました。

 「神武天皇から126代目の天皇即位」の祝意を子どもに押しつける校長講話を批判するとともに、保護者に不安を広げた校長講話に対する適切な対応を求めます。校長講話の問題点をただし、保護者、市民に説明することを求めます。

以上

教科書市民集会 6月27日

 この案内のダウンロードはこちらこの案内のダウンロードはこちら(PDF)

「大阪市のサンフランシスコ姉妹都市解消・日本会議系中学校道徳教科書の採択を許さない」6・27市民集会

○日時 6月27日(水)18 時30 分
○会場 エル大阪南館(地下鉄・京阪「天満橋」)
○講演 平井美津子さん(子どもと教科書大阪ネット21 事務局長)
○報告 大阪市の教科書採択への行動提起

 戦争美化の育鵬社歴史・公民中学校教科書を採択した大阪市は、サンフランシスコに建てられた「慰安婦」像が市の公有化となったことを理由に、姉妹都市解消を決めました。

 特別の教科となった道徳の中学校教科書採択がこの夏行われます。
 安倍晋三首相の政策ブレーンとして知られる八木秀二氏が設立した「日本教科書」が検定合格しました。同社の代表取締役と、侵略戦争を正当化し、韓国を誹謗中傷した『マンガ嫌韓流』を出版した「晋遊舎」の会長が同一人物であることが明かになりました。

 中学校道徳教科書展示会

 安倍改憲の補完勢力を超え突撃隊となっている維新政治を許してはなりません。市民交流の妨害、戦争する人づくりを許さない取り組みを交流します。ご参加ください。

主催 教科書大阪市民の会(事務局大阪市教06-6910-8700)・大阪市をよくする会(06-6357-6139)

ニューヨークからの報告3 青年交流会

ニューヨークからの報告3 青年交流会

  インド、スコットランド、イギリス、、、世界各国から青年があつまり、デモ行進のためのプラカードを作りました。「韻を踏んで強く訴える!」一緒に作りながら、それぞれの運動の話や教育の話をしました。終始にぎやかな雰囲気で交流することができました。

(大阪市教特別執行委員 中林真理子さん)

ニューヨークからの報告2 BAN THE BOMB 女性行進

ニューヨークからの報告2 BAN THE BOMB 女性行進

 豪雨の中、大勢の人が集まっていました。訴えたいことは、「核兵器廃絶」「平和」などみんな旗やオリジナルのプラカードをあげながらニューヨークの中心街を歩きました。口々に「BAN THE BOMB」(核兵器をなくせ)と声をあげ、自然にコールが生まれていました。PEACE ACTIONで、世界各国から集まる人々の心からの願い、叫びに、一緒に声をあげずにはいられませんでした。

(大阪市教特別執行委員 中林真理子さんからの報告)

⇒ ニューヨークからの報告3 青年交流会はこちら

ニューヨークからの報告 核兵器禁止条約の国連会議行動

ニューヨークからの報告
核兵器禁止条約の国連会議行動

 大阪市教の特別執行委員の中林真理子さんが、核兵器禁止条約の国連会議(第2会期)・ニューヨーク行動代表団に参加しています。6月16日には、米平和団体・ニューヨーク州ピースアクションの青年と交流。翌17日には、「核兵器を禁止する女性行進」が行われました。

⇒ ニューヨークからの報告2 BAN THE BOMB 女性行進はこちら